きっと、多くの人は
なんて思うのではないでしょうか!?
じつは、このポジティブ心理学はあなたの思っているようなポジティブシンキングやポジティブ思考といったようなものとは違う考え方!
今まで心理学というと人間の弱さなどにフォーカスされていましたが、これは違います。
ポジティブもネガティブもひっくるめて、自分らしく幸せに生きるためにはどうすればいいか?
それには何が必要なのかを科学的に研究しているものなんです。
ポジティブもネガティブも一緒に受け入れ、どちらかに偏るのではなくバランスが大事だよってこと。
弱っている人を幸せに、普通の人にはもっと幸せになってもらおうという事を科学的に研究し提唱されたのが、このポジティブ心理学!
- 強みや弱み、どちらにもフォーカスする
- 最高の人生にする、最悪な状況から抜け出す、どちらにもフォーカスする
- 惨めさなどを減らすだけではなく、幸せやより良い生活への方法なども考える
といった感じ。
その幸せの定義や、幸せになるための要素、ネガティブも受け入れる理由などをこれから見ていきましょう☆
ポジティブ心理学からみる幸せの定義とは?
ペンシルバニア大学のマーティン・セリグマンが心理学学会の会長だった時に提唱されたのがポジティブ心理学。
それまで、うつの研究者だったけど元気な人ももっと幸せになるべきだと始まりました!
さて、ここであなたに質問です。
こう聞かれるとどう考えますか?
働かずに田舎でのんびり暮らしたい!好きなものを好きなだけ買ったり食べたりしたい!
これはポジティブ心理学でいう幸せではないんです。
Happiness(ハピネス)とWell-being(ウェルビーイング)の違い。
- Happinessは今が楽しいという一時的な感情で、本人が感じる幸福感
- Well-beingは身体的・精神的・社会的に良い状態の一般的な幸福感
たとえばある人が車を買って幸せと思っていても、免許がない人にとってはあまり関係のないコトだったりするのでそれは幸せじゃなく快楽だよねって感じです。
なので、ポジティブ心理学ではWell-beingで幸福感は表現されてます。
ポジティブ心理学での幸せに必要な5つの要素
ここでの5つの感情とは
- Positive Emotion(ポジティブ感情)
- Engagement(エンゲージメント・フロー状態)
- Relationship(人間関係・他人との関わり)
- Meaning(人生の目的や意義)
- Achievement(達成感)
の頭文字からPERMA(パーマ)と呼ばれています。
この5つの要素を出来るだけ多く経験することで幸福度・幸せ度というのが上がっていきます。
この時に意識するのは弱点を克服していくのではなく、自分の強みを見つけてそこを伸ばしていくというコト!
うつなど、弱った状態のマイナスからゼロにしていくものではなく、今+2の幸せ度を+5や+10にしていくというイメージ!
今ある幸せをもっと大きくしようっていう考え方です。
Positive Emotion(ポジティブ感情)
喜びや平安、希望などの感情を持ったり感じたりすること。
ポジティブ心理学での「ポジティブ感情」の項目が10項目あります。具体的には
- 興味のある 興奮した 強気な 熱狂した 誇らしい
- 機敏な やる気がわいた 決心した 注意深い 活気のある
また、ネガティブ感情の10項目は
- 苦悩した うろたえた うしろめたい おびえた 敵意をもった
- いらいらした 恥ずかしい ぴりぴりした 神経質な 恐れた
成果を追求するよりも楽しみたいという人はここが高くなります!
Engagement(エンゲージメント・フロー状態)
直訳だと「約束」の意味になりますが、ここでは何か行動や活動した時に自分から能動的に没頭するフロー状態・ゾーンに入るといった状態。無我夢中で没頭しているというコト。
これが自分の好きな趣味だけではなく仕事や日常生活でも感じることが出来れば、より幸せという考え方。
物事に没頭する人はここが高くなります!
Relationship(人間関係・他人との関わり)
他の人がいないと、人間はひとりで生きていくことは出来ません。幸せはその他者の存在によって大きく左右されます。
他者からの励ましや承認によってモチベーションが上がる。
また、この他人との関わりに関しては自己効力感とも大きく関わり、ここを高めることで自信にもつながっていきます。
みんなで協力したり、他の人に貢献することで幸せを感じる人はここが高くなります!
自己効力感の記事はこちら
Meaning(人生の目的や意義)
行動には目的や意義が必ずあります。なぜその行動をしないといけないのかを理解することで行動することが出来る。
これが自分のためだけでなく、他人・社会・世界のために行動できるようになると、より幸せが大きくなる。
人生をかけてでも達成したい!と自分の信念をもって生きている人はここが高くなります!
Achievement(達成感)
目標を達成することで自己効力感が高まる。
一回だけの達成ではなく継続して達成することで、継続して幸せを感じることが出来る。
その継続のコツとしては自己効力感と同じ要因があります
- 成功体験・達成体験を増やす→小さな目標と大きな目標を立てる・自分の小さな変化に気づく
- 社会的説得→他人に褒めてもらう
- 代理体験→他人の成功体験を自分に置き換える
など、多くの達成を積み重ねていくことが大切。
日々の成果を達成したり、自分の能力向上をさせるコトが好きな人はここが高くなります!
自己効力感の要因についての記事はこちら
ポジティブ心理学ではネガティブを否定しない
ポジティブ心理学では、ネガティブは生きていくためには不可欠で、正しく認識してコントロールすることが大切という考え方!ゼロにするという考えではなく、ポジティブとのバランスが大事になります。
ネガティブは上手くいってないことに対して、改善しないといけないよという警告、自分の身を守らないといけない時に出るとも言えます。
たとえば、友人に呼ばれて行ったらずっと愚痴や悪口を聞かされイヤな気分になったとします。
そんな時は話を聞き流す、もうその友達とは距離をとるなど、自分で対策をすればいいだけ!
相手のことを嫌って同じように悪口を言ったりする必要はないし、逆にそんなところに行った自分を責める必要もありません。
ネガティブな感情に流されるのではなく、何を警告しているのかをしっかり読み取ってそれに対応すればいいだけです!
この感情を自分でコントロールできるようになれば、それはもうネガティブでは無くなります。
ポジティブ心理学とは
ポジティブ心理学は、ネガティブを受け入れたり幸せの考え方を変えたり、面白いと思っていただけたのではないでしょうか?
- ネガティブもポジティブもひっくるめて、自分らしく幸せに生きる
- Well-being思考になる
- 幸せに必要な5つの要素PERMAモデルを数多く経験する
- ネガティブを否定しない
これら1つ1つを意識しながら生活していくことで、より大きな幸せを手に入れることが出来るはずです!
ポジティブというと、
全てを肯定しないといけない、ネガティブを治さないといけない
とハードルが高そうに聞こえてしまいますが、ネガティブも受け入れるというポジティブもあるというコトを知っていただけたら嬉しいです!
また、Twitterもやっています!みんなフォローしてね!
Follow @kenblo33