自分を変えたい・変わりたい、そう思っている人は多いと思います。
そんな方にはこのチーズはどこへ消えた?がオススメ!
世界で2800万部、日本だけでも400万部売れた超ベストセラーで知ってる人も多いのではないでしょうか?
じゃあなぜ、こんなにも人気なのか?それは誰にでも読みやすい内容だからです!
チーズはどこへ消えたの内容とは
このチーズはどこへ消えた?はどんな内容で何を学べるのでしょうか?
タイトルは聞いたことあるけど内容を知らないという人やそもそもこの話を知らない人はもちろん、知ってるよというあなたももう一度どのような内容だったか見ていきましょう!
チーズはどこへ消えたはどんな本なのか
自己啓発や心理学、ビジネス書なんかは分厚くて専門用語が多くて苦手って人も多いかもしれませんが、この本は訳者のあとがきを入れても94ページ!読むのに1時間もかかりません。
さらに難しい専門用語も出てこない、登場人物もネズミ2匹と小人2人だけ!
子供に読ませれるくらいシンプルなのに内容はすごく考えさせられる、満足度も高い一冊です。
登場人物はネズミ2匹と小人2人だけ
この物語に登場するのはこれだけです。それぞれどんな特徴があるのでしょうか?
まずはネズミのスニッフとスカリー
- スニッフ→英語の意味は匂いを嗅ぐ。キャラクターは鼻が利くので変化に敏感
- スカリー→英語の意味はあわてて(ちょこちょこ)動く、小走りに急ぐ。キャラクターは行動力がある
つぎは小人のヘムとホー
- ヘム→英語の意味は囲む、閉じ込める。キャラクターは保守的で変化を嫌う、頑固者
- ホー→英語の意味は口ごもる、大笑い。キャラクターは変化を受け入れることが出来る
英語の意味がそのままキャラクターになっているので、英語がわかる人なら原文で読んだ方がニュアンスもわかりやすいかもしれませんね!
チーズはどこへ消えたのストーリーはどんなのか
登場キャラクターにはそれぞれの性格があることがわかりました。
では実際どのようなお話なんでしょうか?そしてどのようなコトを気付かせてくれるのでしょうか?
迷路でチーズを探す
スニッフ・スカリー・ヘム・ホーが迷路でチーズを探すというお話。
ここでの迷路とチーズはそれぞれ
- 迷路→社会・会社・家庭などの組織や環境
- チーズ→財産・仕事・家族や精神的安定、成功など
なので、簡単に言うと日常生活の中で得るものが色んな所にあるという事をこの2つで表しています。
みんながチーズを見つけた後の思考に注目
ネズミと小人に分かれてチーズを探していましたが、それぞれチーズステーションというところにあるチーズを見つけることが出来ました。
ちなみにこのチーズは誰がどこから持ってきてるのか、分からないけどそこにあるっていう感じ。
物語はここから動き出します。
ここで、ネズミと小人の行動に変化が出てくるんですね!
スニッフとスカリーは、見つけた日から毎日早起きして迷路へ急ぎ、同じ道を通りチーズステーションへ通います。
チーズステーションについてからも、履いてきたスニーカーは首からぶら下げていつでも動き出せる準備をしたままチーズへと向かいます。
ヘムとホーも初めは同じく朝早く起きて通ってましたが、いつしか日課が変わってきます。
小人たちは勝手に自分たちのもので無くなることもないと思い込み、友人を呼んで自慢したりそのチーズステーションの近くに引っ越してそこで社会生活を構築していきます。
そして壁に格言としてこう書きます。
チーズを手に入れれば幸せになれる
なにか気づきましたか?これ、完全にサラリーマンマインドなんです。
- 大手に就職すれば大丈夫
- 出世すれば安泰
- 結婚すれば幸せになれる
- この成功はいつまでも続く
このネズミと小人の考え方の違いが、これからの運命を変えていくのです。
ある日突然チーズがなくなった
いつまでもそこにあると思っていたチーズが、ある日突然なくなります。
そして、2度とそこには現れなくなりました。これも人生と同じです!
- 就職した会社を突然解雇された
- 出世して安泰と思っていた会社が倒産した
- 一生を誓ったパートナーと別れることになった
- いつまでも続くと思っていた成功が終わった
ここでネズミと小人の行動に違いが出ます。
スニッフとスカリーはすぐに変化を受け入れることが出来ました。
突然起こったことで、計画していたわけではないのに迷うことなく次のチーズを探しに向かいます。
結果、彼らは今以上に大量の、そしてもっと種類の多いチーズステーションを見つけることになります。
それはどうしてか?
- 変化に敏感なスニッフは少しずつ減っていることに気づいていた
- スカリーの呼びかけですぐに動く決断を下した
2匹は常に変化がないかを観察し、何かが起これば行動を起こせる準備をしていました。
一方、小人の2人はどうだったのか?気になりますね。
ヘムとホーはこの現実を受け入れることが出来ません。
ヘムは大声で「チーズはどこへ消えた?」とわめきだします。
今まで、なぜそこにチーズがあったのか理由もわからないのに怒っている。
「こんな事があっていいわけはない!」
ホーはというと、あのチーズをもとに将来設計をしていたのに突然なくなったことで憂鬱になり、これからどうすればいいんだと悩みます。
そして二人で議論しているとヘムが分析をしようといい、分析をはじめます。
そして、導き出したいくつかの答え
- 小人には知性があるから、この状況を解明できるはず
- 自分たちにはチーズを受け取る権利があるんだ
- この事態は誰かの責任で自分たちが変わる必要はない
そう考え、行動せず議論している間にスニッフとスカリーは新しいチーズを見つけるのです。
- 行動する前にまずは考えて、なかなか動き出さない
- なぜそこにあるのかもわからないチーズを自分たちは受け取る権利があると思い込んでいる
- 誰かのせいにすることで自分たちが変化することを拒否する
小人たちの中にも変化が
ここで、ヘムとホーの2人にも行動の違いが。
ホーはヘムに新しいチーズを探しに行こうと提案します。
「ねぇヘム、物事は変わるし同じことにならない。
あの頃と同じだよ。それが人生だ。
人生は進んでいく。僕たちも進まなくてはいけない。」
しかしヘムはここなら安全。他のところへ行くなんて危険だ!と反対します。
そして、このヘムの不安は怒りへと変わって耳を貸すことはなかった。
人は不安から怒りに変わる、というよりも他の感情から怒りに変わるということが分かっています。
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このあと、ヘムは物語に出てくることなくホーはスニッフとスカリーと同じチーズステーションを見つけることになります。
そして、ホーが出発するときに自問自答した言葉が印象的でした。
もし恐怖がなかったら何をするだろうと考えてみる
人の行動を抑えてしまうのは、これが大きいのかもしれません。恐怖です。
誰でも思ったことがあるでしょう。その恐怖がもしもなかったらどうするか?
それでもやらない事ならやる必要はないかもしれません。
もし恐怖がないならやるだろうなと思う事なら・・・
それはやらないといけない事、本当はやりたい事なのかもしれません!
チーズはどこへ消えたが教えてくれる変化への考え方
ストーリーをたどっていくと行動し変化していくことが大事だというコトがわかりました。
では、その変化に対してどのように考え、行動していけばよいのでしょうか?
変化が起きた時の7つの考え方
作品の最後に、まとめとして変化に対してどう考え行動すればいいかが書かれています。
- 変化は起きる(チーズは常に持っていかれ、消える)
- 変化を予期せよ(チーズが消えることに備えよ)
- 変化を探知せよ(常にチーズのにおいをかいでいれば、古くなったのに気がづく)
- 変化に早く対応せよ(古いチーズを早く諦めれば、それだけ早く新しいチーズを楽しむことが出来る)
- 変わろう(チーズと一緒に前進しよう)
- 変化を楽しもう(冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しもう!)
- 進んですばやく変わり、再びそれを楽しもう(チーズはつねにもっていかれる)
物事は常に変化していきます。まずはそこを理解していないと何も上手くいかなくなります。
変化は起きるのなら、それに備えておくべきですよね?
明日台風が近づくってわかってれば備蓄したり、窓や屋根を補修したりしますよね?
常に変化がないかアンテナを張り、変化が起こればすぐに行動をする!
子供がしんどそうにしてたら、常に見守って熱が上がれば病院へ連絡するのと同じ。
そのままは気持ちもラクなので変わりたくないのが人間の心理。
変わることで気持ちにも大きな負担がかかります。
しかし人間は新しいコトにも21日で慣れると言われています。
クラス替えで新しいクラスになったら初めは緊張しますが、1ヶ月もすれば慣れるアレ。
そして、その変化を楽しんじゃえばいいんです!
こういった心の余裕というのは、自分に余裕がないとできませんよね?
そんな自分のこころに余裕を持ちたいって人は自己効力感についての記事を読んでみてください!
きっと自分を変えていくことが出来ます。
あとはこれを繰り返していこうということ!
あなたのチーズもいつか消えます
あなたが今、もし変わることはないと思っていることがあればそれは思い込みの可能性が高いです。
生きている限り、常に環境や状況は変わるものなのです。
2020年、こんなことになると思っていた人はいなかったと思います。
ただ現実はこれほど変わってしまっています。
この状況で今まではよかったと思考停止するか、現状を打破しようと動くかはあなた次第です!
変化は必ず起きる、そのためには出来るだけの準備をし、変化が起こればすぐに動き出す!
人生はこの繰り返し!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
この本を読んでみたいという方はこちらをどうぞ!!
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