というように、すぐに怒ってしまう人は怖い、苦手だという人がほとんどではないでしょうか。
このように逆に、自分もすぐに怒ってしまうということに悩んでしまっている人もいるでしょう。
それがわかっていても人は怒ってしまいます。
これは改善できるのかと言えば答えは
YES
です。怒っている相手や自分を理解する、原因を知ることでなぜ怒っているかを受け入れる。
また、それはトレーニングによって強化していけます。
逆に全然怒らない人もいますよね。そういう人の特徴を知るのも一つの対策です。
そちらはこの怒らない人の特徴をご覧ください。
怒るってなに
怒るというのは、いくつもある不快な感情の中の1つの怒り。
この怒りというのは大きなエネルギーを持っていて、他人に対しても自分に対しても凄い攻撃性を持っています。
他人に向けると、その人を傷つけるだけではなくその人より立場の低い人にも波及していきます。
上司から部下、先輩から後輩、親から子供、お兄ちゃんから弟、、、
また自分に対しても同じで、周りに出せない時には自分の中に向かってしまうため追い込んだり傷つけてしまう事も。
では、どのような原因で怒りの感情がわくのか?
原因1 怒る・怒られることが終わっても自分の中には残っている
たとえば職場で上司に怒られたとします。
怒られたという出来事はその場で終わるのですが、その後も怒られた人の中にはモヤモヤが残り続けていることがあります。
するとそのことを発散する場所や機会が失われ、上手くいかなかったのは自分のせい、力不足だと感情が内向していく。
そうすることで自尊感情や自己肯定感というものが低下していき、気持ちが追い込まれますます怒ってしまう事になります。
それを周りの部下や後輩、家族や友人にぶつけてしまう事で周りにも怒りのエネルギーをまき散らしてしまう事も。
自己啓発の話などでセルフイメージを高めた方がいいと言われるのは、このような感情が内向していくのを止めるためでもあるのです。
原因2 事実を受け入れたくない時にも怒りは生まれる
事実がわかった時、たとえば身近な人がこんな人だとわかった時などに
「そんなはずはない」
「なんでこうなってくれないんだ」
このような感情から怒りへ変わることもあります。
自分の子供や家族、恋人や友人、職場の仲間など自分の身近な人だからこそ、こうなってほしい・こうあるべきなんだという思いから怒りへとつながっていってしまいます。
あなたが子供のころに親から「勉強しなさい!」と怒られたとき素直に受け入れられましたか?
きっとそうではなかった人が多いはずです。
しかし親の立場から考えると、「今のうちに多くのことを学んで社会に出てほしい」という心配や「なぜ言われないとやらないんだ」といういら立ちなどから怒るわけです。
怒るという感情は二次感情
心理学的に、怒りというのは二次感情と言われる感情でその怒りの根元には
- 心配
- 不安
- 悲しみ
- 不甲斐なさ
などの一次感情が隠れています。
子供が目を離したときにいなくなり、見つけた時に母親は
「なに勝手にウロウロしてるの!ちゃんとそばにいなさい!」
と怒ります。これは
一次感情→いなくなったことへの不安・心配
二次感情→怒り
となります。
子供がいなくなったことにより心配し、不安を感じたことによって精神的負荷を負って怒りを感じたということ。
そういったことからもわかるように、相手が怒っている原因となっている元々の感情を理解する必要があります。
上司に怒られたなら、なぜ怒っているのかを考える。
期待していたのにできなかったかという悲しみ
これを成功させてほしかったという残念さ
お前のせいで俺が怒られるといういら立ち
もし最後の感情なのだとしたらそんな上司のいる会社は辞めちゃいましょう!
また、逆に自分が怒ってしまった時もなぜ怒っているのかを相手に伝えることが大切です。
さきほどの子供の話なら
「いなくなっちゃうとお母さん心配しちゃうから離れたらダメだよ」
という感じ。もちろんすぐに理解できずまた離れちゃうかもしれませんが、普段から理由も一緒に言うクセをつけておくことです。
でも、急に怒りが出るからそんなの説明できない!という方。それが出来るようになるためにトレーニングをしていきましょう。
怒る人にならないためのトレーニング
これはあまり激しい怒り、たとえばトラウマになるような感情の時にする必要はありません。
これはそのうち忘れるんだろうなぁという、普段の小さい怒りの時にするといいです。
怒るもとになった感情が何だったか考える
相手が怒っていた場合は、相手が何をしてほしかったのか?
自分が怒っていた場合には、自分が何をしてほしかったのか?
というのを考えてみます。
- どうしてそうなったのか理由・言い分を聞いてほしかった
- 他にやるべきことがあったから断ってほしかった・断りたかった
- 自分からだけではなく、相手からもLINEがほしかった
などです。ここでは信頼やわかってほしかったという抽象的なものではなく、どうしてほしかった・そうしたかったかを具体的に考えるのが良いです。
その結果どう感じたのかを理解する
さきほどの例でいうと
- 言い分を聞いてもらえなかったのが悲しかった
- 断らなかった・断れなかったのが情けなかった
- LINEが来なかったのが寂しかった
その感情は何なのかしっかり理解して受け止める。これが大事。
怒りの原因を知ることで、ネガティブな感情を受け入れることが出来るようになり、自分を肯定する習慣にもなるのです。
怒る人にならないために
どうだったでしょうか。一言で怒るといっても、それまでの感情や原因を理解することによって対策は出来ます。
- 怒ることのエネルギーは周りにも大きな影響を与える
- 怒るには不安や悲しみなどの一次感情というものがある
- 怒ることを理解するトレーニングをすることで、元の感情から受け止めることが出来る
日ごろからこういったことを意識することで周りの怒っている人を理解し、自分の怒りを抑えることも出来てくるのです。
自分が怒りそうになったら一度深呼吸をして聞いてみてください。
「どうしてそんなに怒ってるの?」
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