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自己効力感の3つのタイプと影響する4つの要因【高め方】

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この困難もわたしなら乗り越えられる!

けん
けん
そんな自分になりたいと思ったことはありませんか?

自己効力感とは、根拠をもとに自分の能力をしっかりと認知し
「これなら成功する」「自分なら達成できる」といった可能性の認知のことを言います。

この自己効力感の重要性やメリットについては自己効力感とは?の記事に書いています。

今回は、この自己効力感について

どのようなタイプがあるのか?
どのようなことが影響して高めていくことが出来るのか?

こちらを見ていきます。

自己効力感には3つのタイプがある

自己統制的自己効力

この自己統制的自己効力感は、自分の行動などをコントロールすることについて
肯定的に受け取ることが出来る
ということ。

たとえば職場や学校で重要な役割を与えられたとしたら、それに見合った振る舞いや態度というものが求められます。

自分のプロジェクトのリーダーが「自信ないからやりたくないよ」って言ってたら誰もついてきませんよね。

こんな時に自分の行動などを制御していかないといけなくなります。
そこで大事なのが、自分ならできるんだ!という考え方。

この自己統制的自己効力感があれば失敗しても落ち込むことなく、私ならもっとできる!と
チャレンジ精神を高めて出直す事も出来るようになる
のです。

社会的自己効力

これも気になる方が多いのではないでしょうか?対人関係

社会的自己効力感はこの対人関係に限った自己効力感で、乳児期や児童期にもっとも発達し
大人になってもそれは持続する
のです。

親子での関係、兄弟との関係、友達やその家族との関係、先生やクラスメイトとの関係

こういったものからこの感覚が高められていきます。

そして、この社会的自己効力感が高い人は他人を思いやったり共感できるので寄り添うことが出来ます。

そのため、人間関係に恵まれトラブルを起こしにくく、また巻き込まれることもないといった特徴があります。

相手を思いやれるので、「こんな時この人は何を求めているのか」ということを気遣えることが出来るので周りからの信頼も高まります。

学業的自己効力

学業によって高められたものが学業的自己効力感。
学校や塾などでの成績、また難関校に合格したなど学習などで結果を出した人ほどこの感覚は強くなります。

このような人は、社会に出ても勉強することに意欲的であったり、その学習に対する満足度も高い。
社会人になれば全く知らない新しいことを習得しないといけない場面も出てきます。

そんな時にこの学業的自己効力感が必要になってくるのです。

自己効力感を高めるのに影響する4つの要因

成功体験・達成経験

自己効力感を高めるのに一番大切と言えるのがこの成功体験や達成経験を積み上げていくこと。

なにか目標を達成することで自分の能力を認知でき、積みあがっていくことで高めていくことが出来ます。

何か困難にぶち当たった時も

「今までも立ち向かって乗り越えてきたから大丈夫だ!」
「この困難もわたしなら打開できる」

といった自己効力感を高めることが出来るのです。

自分は能力が低いと思っているあなたも、一度自分を見つめなおしてみてください。

そして、今までの成功体験を思い出してリストアップしてみてください。

  • 小学生の時に運動会の50m走で一番になった
  • 先生にあいさつの声が大きいねと褒められた
  • いつも笑顔でいいねと言われる
  • 絵が上手だねと言われる
  • 子供がパパ・ママ大好きと言ってくれた
  • 毎朝ちゃんと早起きしている
  • 遅刻したことがない

など、なんでもいいので思い出してみてください。

これら1つ1つが達成体験です。それら1つ1つが起こった時どんな気持ちだったでしょうか?

嬉しかったですよね?どのような結果に結びついてきたか見てみてください。

必ずまた次もそうしよう!がんばろう!と思えたはずです。

このように過去からでも構わないですから成功体験や達成体験を積み重ねていってみましょう!

注意点としては、簡単すぎる目標の積み重ねはあまり意味がありません。

なんでも簡単に達成できると楽観視しすぎてしまう癖がつく可能性もあります。

努力をして達成できたものを考える必要があると言えます。

社会的説得

これは褒められたり励ましから高められるものです。

「あなたなら出来る」
「あなたにお願いしてよかった」
「あなただから任せる」

など、ポジティブな言葉を何度もかけてもらうことで形成されていきます。
人は他人に認められることで肯定感を感じます。

なので、このように他人からのポジティブな言葉は大幅に自己効力感を高めることが出来ます。

注意点としては、他者に依存するかたちになるので批判を受けると自分の成功体験ではないので自己効力感が一気に低下することもあります。

あくまで、社会的説得だけに頼るのではなく自分の成功体験にプラスして考えると効果は大きい。

ここだけで高めようと思うのはリスクもあるということです。

代理体験

「あの人が出来るなら自分にもできる」そう思ったことはありませんか?

それが代理体験です。

このように自分の体験だけだはなく、他人の成功体験を目の当たりにする、言動を観察することで形成されます。

また、この代理体験には2つのパターンがあります。

  • 「自分と大差ないあの人が出来るなら自分にもできる」という類似性による自己効力感
  • 「あの人で出来るのなら自分にも出来るはず」という優位性による自己効力感

注意点としては、自身の実体験ではないため根拠が弱いのですぐに崩れてしまう可能性も。

それまでに実体験を増やしていくことも必要になります。

生理的感情的状態

本人の気分や体調も大きく影響します。

忙しくて体調を崩している、毎日ストレスを感じているなど体や心が弱っていると低下してしまい、逆に元気があり気分が高揚している時には自分ならできると高まります。

注意点としては、自己効力感が高い人はこの状態も自己効力感を生かして対応するが、
低い人はマイナスな状態が負荷と感じてしまうのでさらに深みにはまることも。

いかがだったでしょうか?今自分に自信を持てないという方も

過去の成功体験を書きだす
自分以外の人の代理体験を利用する

などをすることで、すぐに自己効力感を高めることが出来るのです。

自己効力感のタイプや高めるための要因を理解し、自分に合った高め方などを見つけることは出来ます。

これからも多くの成功体験を重ね、自分になら出来るという根拠をもって物事に応じていきましょう。

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